日本時間では、来年の2009/1/1 09:00:00になるのが、うるう秒挿入のために1秒遅くなります。

これまでのうるう秒挿入と同じく、正のうるう秒(positive leap second)挿入なので、来年の元旦は普段より1秒長い1日になるわけです。(うるう秒はUTCで23:59:59のあとに23:59:60が挿入されるので、JSTでは+9Hした08:59:60に相当)

さて気になる影響ですが…

Windows

WindowsタイムサービスはLeap Indicatorを無視するので1秒早くなるそうです。ずれた分は次の補正で戻るらしい。ref. うるう秒に関する Windows タイムサービスの処理

Linux

LinuxのntpdはたしかLI2のpacketを受け取ると(正のうるう秒挿入時)、秒を1秒戻す仕組みになっているはずです。(ソース眺めたけどどこだかわからなかったヨー)LIを受け取るシステムの場合は注意が必要ということで。

sec単位で見てると

08:59:58

08:59:59

08:59:59 ★前と同じ

09:00:00

となるので、同じ時刻が連続するように見えます。

さらにmsec単位やusec単位で見ている場合は

08:59:59.999

08:59:59.000 ★-999msec (usec単位なら-999999usec)

08:59:59.001

:

08:59:59.999

09:00:00.000

となるので、時刻が逆行するように見えます。

このあたりを考慮していないアプリケーションは動作異常となるかも知れませんね。carrierの課金管理なんかも影響が出ないとは言えないでしょうけど…まぁ、これまでに何度かうるう秒を経験したシステムであれば大丈夫ですかね。新しいところはしりましぇん。;-P

コメントを残す